指値注文とは?丨メリットとデメリットを紹介


株式の売買には、指値注文と価格注文の 2 つの方法があることをご存知ですか。


株式投資では、この指値注文と成行注文を使いこなすことが非常に重要となります。そこでこの記事では、指値注文とは何か、そのメリットとデメリットを紹介します。価格表とは何かを知りたい場合は、記事を検索してください。



指値注文とは


指値注文とは、買う、もしくは売る値段を自分で指定して注文する方法です。例えば現在価格が1ドル100円で、「相場が下落しそうだから、1ドル99円になったら買いたい」と仮定します。1ドル99円で買いの指値注文を発注しておくことで、価格が99円になったときに自動で買う新規注文を発注できます。


指値注文のメリットとは


指値注文と比べ、「いつ約定するかわからない」「約定しないかもしれない」といった不確実性の無さがメリットです。しかし相場を見ていなければ取引ができないため、仕事中や外出中などでは取引チャンスを逃す可能性もあります。


指値注文のデメリットとは


そして、損切り(買った株が意に反して下落したとき、損失が大きく膨らむ前に小さな損失のうちに売ってしまうこと)をする場合は、とにかく「売る」ことが最優先となります。400円で買った株が350円まで下がって損切りの対象となったとき、「もう少し待って戻ったら売ろう」と考えて380円の指値売り注文を出すことは得策ではありません。


380円まで株価が戻らずに、300円、200円…と株価がさらに大きく下落してしまうこともあり得るからです。損切りを実行する場合は、必ず成行の売り注文を出すようにしましょう。


指値注文と成行注文、2つの違いは「注文の際に価格を指定するかどうか」という点です。購入価格や売却価格を重視したい場合には指値注文を、取引の成立を重視したい場合には成行注文を使うのがポイントです。